DWEをやらないことに決めた理由【元外大生が幼児英語について考える】

子育て

ディズニー英語システムをやってみようかどうかお悩みではありませんか?

色々調べると効果は確かなようで惹かれる部分もありますが、金額も高いし、即決!というわけにはいきませんよね。かといって、「やらなかったら他の子と差がつくのではないか…」なんてあれこれ悩むのが親の常というところでしょうか。

わたしも一時は惹かれ色々と悩んだのですが、やっぱり我が家ではやらないことに決めました。腐っても外大ということで、元外大生の柑咲が持論を交えながら、DWEをやらない理由をお話します。

同じようにあれこれ悩むお母さん・お父さんの参考になれば幸いです。

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ディズニー英語システムをやらない理由

先日、ディズニー英語システム(以下、DWE)をやっているお友達のおうちに遊びにいきました。正直驚きましたね、「DWEやってる人なんてホントにいるんだ…」と。

わたしの持論ですが、

「聞くだけで英語が話せるようになるわけがない」

そう思っているわけです。

でも、2歳半になったという息子さんは自然と英語が口から出てきていました!(しかも、めっちゃ発音良い!!)まだ日本語自体も文章で話すわけではないので単語だけですが、これは良い意味で驚きました。

それと同時に、「もしかして、DWEってすごい?!」なんて思って、いろいろ検索してみると1年4ヶ月続けた娘さんの成果をアップしている動画を発見しました。

すごすぎひん!?

持論を訂正します。

「聞くだけで英語が話せるようになるわけがない」

「子どもなら聞くだけで英語が話せるようになる!」(大人については今だ懐疑的)

しかしこうして実際にDWEをやっている人、そして結果が出ているお子さんを目の当たりにしてしまうと、「DWEをやらないことで、将来的に大きな差に繋がってしまったらどうしよう…」と焦ってしまいますよね。

わたしもこのときは結構DWEに惹かれていて、DWE関連のYoutubeやブログを読み漁りました。すると「DWEってすごそう!」「英語ができたら良さそう」という一時の感情に流されそうになってしまうんですね。

しかし、この周りに流されてしまう感覚が一番危険。一度冷静になって「自分が英語教育に何を望むのか」を考えるべきだと思います。

最終的に我が家では「DWEは不要である」という結論に至りました。別にDWEを推奨するわけでも、批判するわけでもありませんが、わたしなりに色々と考えたので、そう至った理由を参考までにご紹介します。

理由1、ネイティブレベルで話せる必要性を感じない

英語はあくまでも道具に過ぎません。せっかく良いトンカチを持っていても、叩く釘や木材がなければ意味がないのです。

わたしは一応、しがない外語大に通っていたんですが、「英語が話せても、専門性がないと将来性がない」と痛感しています。実際に、大学時代の友達を見ても英語を使った仕事に就いている人はごくわずかです。

外大っていうのは語学には特化しているけれど、専門性に欠けるんですよね。いくら就職で英語力が必要だと言っても、英語ができる人なんてごまんといます。英語だけできても意味がないんです。法律関係に詳しくて更に英語ができるとか、医学関係に詳しくて更に英語ができるとか。英語はプラスαの部分に当たります。

あと、ネイティブレベルっていうのも、果たして目指すべき到達点なのかは疑問です。日本でいうとアメリカ英語を指しますが、イギリス英語もあるし、インド英語、シンガポールは「シングリッシュ」っていって堂々と訛った英語を使っています。

結局はどう話すかよりも何を話すか。見せかけの発音のきれいさよりも、話す中身を育ててあげたい。そう思ったのが、DWEを選ばなかった最大の理由です。

理由2、高すぎる

DWEってめっちゃ高いですよね!!!フルセットで80万円、安い教材でも15万円程するようです。

0歳から6歳(小学校入学)まで使うとして

80万円÷6年÷12ヶ月≒11,000円/月

毎月1万円以上かけてまでやるメリットはわたしは見い出せなかったです…。

理由3、無機質だから

サンプルのCDをもらったので何度か流してみました。

「What’s in your basket?(バスケットの中には何が入っている?)」という問いかけに、バスケットの中身(帽子やネコなど)を答えていって単語を覚えていく歌。天気や外の様子を歌に乗せて覚えたり。回る、手を叩く、まっすぐ立つなど体の動作をまとめた歌。

CDは日常生活で英語を使うことを想定して作られていて、一度聴いただけでそのあと鼻歌で歌ってしまうような楽しい曲が多かったです。

とっても良いんです。ですが、、、わたしは自然派志向なので、「CD掛けときゃOK!!」っていうスタンスがそもそも苦手なんですよ…。

家でCDを聴いているよりも、外に出て色々なものごとを実際に体験していってほしいと思っています。たとえば、

サツマイモ堀りに行ったり(わたしがやりたいだけ)

アユの掴み取りをしたり(わたしがやり…ry)

野菜を庭で育ててみたり(わたしが…ry)

英語学習でいえば、CDよりも肉声。つまりわたしが読んだり歌ってあげたい。

1つめの理由で書いているように「ペラペラと話せること」を目標としていません。なので、それほど上手くなくても私が読んだ英語を聞いて、英語に慣れ親しんでくれればそれで良いのです。思い切って自分で英語を教えることにしました。

理由4、DWE中心の生活にしたくない

これは完全に好みの問題ですが、ディズニーってそこまで好きではないんですよね。ディズニーランドとかに行くのは好きなんですけど、ディズニーグッズを家に飾ったりするのはちょっと…。

あとDWEをやるからには毎日CDをかけて、DWEのおもちゃを使って、DWE漬けの生活になると思うんです。それがどうしても受け入れられなかったです。ああいったCDが家で掛かっていることに違和感を覚えてしまって…。

DWEに向いているのはこんな人

わたしがDWEをやらないと決めたのは以下の点です。

  • ネイティブレベルで話せる必要性を感じない
  • 高すぎる
  • 無機質だから(自分で教えたい)
  • DWE中心の生活にしたくない

なので、逆に

  • ネイティブレベルの英語を身につけさせたい
  • 実質月1万円かける価値を見出せる
  • 自分は英語が苦手だから、教材に任せたい
  • ディズニー大好き!!

という人はDWEが向いているのではないかと思います。特に「自分は英語が苦手だから、教材に任せたい」という方は試す価値はあるのかもしれません。

公式ページでも、DWEの特徴として以下の点を挙げています。

  • 正しい英語を自然に習得できる
  • 親の英語力は必要なし
  • 家族全員で楽しめる

つまり「教材にお任せで、子どもが英語ペラペラになる!」ということです。先ほどDWEに向いているのは「自分は英語が苦手だから、教材に任せたい」という方だとお話しましたが、DWEの特徴と一致しますよね。

このように「目的」と「期待できる効果」が一致するということがとても重要です。

結婚で言うならば「専業主婦になりたい女性」と「専業主婦を求める男性」ですね。条件が合致してるなら、あとはお付き合いして性格が合うか合わないかを見極めるだけ。でも、「専業主婦になりたい女性」と「仕事を続けてほしい男性」では付き合って確かめるまでもないですよね。

DWEもそれと同じで、まず自分の目的とDWEが提供できる効果が合っているのかを確認した上で、サンプルを使って相性を測るのが良いと思います。

サンプル請求はこちら:幼児教材「ディズニーの英語システム」無料サンプル請求プロモーション

<営業電話の断り方>
サンプル請求すると営業電話がかかってきます。DWEの営業は結構しつこいと言われていますが、こんなん簡単です。DWEの特徴の目的としていないと伝えれば良いのです。つまり、「教材に頼らず自分で教えたい」「ネイティブレベルでペラペラになることに魅力を感じていない」ということです。

「英語を話せるメリット」とかしつこく説明してくるかもしれませんが、この記事の内容をそのまま話せば、ぐうの音も出ないはずです。

DWEに代わる英語教育

ところで、わたしは「DWEをやらない」と言っただけで英語教育を全くやらないかというと、そんなことはありません。

先にお話したとおり「話し方より話す中身」を重視しているだけで、英語には早いうちから触れさせた方が良いかなと思うのです。

2020年から小学校でも英語の授業がスタートします。英語に対して苦手意識や「勉強だ」という抵抗感がなくなることを目指して、英語を少しずつ生活に取り入れていこうと思っています。

たとえば、数の数え方や簡単な足し算、ひらがなの読み書きなどは小学校前から特にドリルなど使わずに生活の中で教えていきますよね?それと同じように、親にも子どもにも自然な形で英語にも触れさせてあげたいと考えています。

具体的に考えているのは、

  • 英語の絵本を読む
  • 英語の歌を歌う
  • 童話を音読する
  • 海外ドラマを英語音声で見る

こんな感じです。

特に教材に縛られず、基本的にはわたしの好きなものを中心にやっていく予定です。これはまた改めて記事にまとめたいと思います。

さいごに

わたしがDWEをやらない理由は、

  • ネイティブレベルで話せる必要性を感じない
  • 高すぎる
  • 無機質だから(自分で教えたい)
  • DWE中心の生活にしたくない

DWEを推奨するわけでも、批判するわけでもありません。ただ、ご自身の本当の目的を明確にして、英語教育の教材選びをしていくと良いかと思います。