【出産準備】ベビー用品すべて手作りで節約できるかやってみた【検証】

ハンドメイド

ベビー用品をすべてハンドメイドするのと、市販を購入するのとでは一体どちらがお得なのでしょうか?

補助がたくさんあるとはいえ、出産・育児って本当にお金がかかりますよね。節約のためにハンドメイドを始めても逆に高くついてしまったら、本末転倒です。

わたしはミシンは初心者ですが、果敢にもすべてハンドメイドで出産準備をしました!

正直すべてハンドメイドする必要はなかったかなとも思いますが、ハンドメイドした方が圧倒的にお得だというアイテムもありました。

手作りしようか迷っている方は、まずは節約率の高いアイテムからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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ハンドメイドと市販はどっちがお得か

わたしは出産準備でそろえるアイテムのうち、布製品のほとんどをハンドメイドで揃えました。こうしてみると、ずいぶん作ったものですね!

ちょっと結果は怖いですが、実際に作ったアイテムを市販で買っていたらどれくらいになったのか計算してみました。

個数市販価格
ガーゼハンカチ101,000円
短肌着31,500円
コンビ肌着32,000円
退院用ドレス14,000円
スタイ31,000円
授乳クッション12,500円
ガーゼケット27,500円
11,000円
トッポンチーノ16,000円
クーハン18,000円
ベッドメリー110,000円
にぎにぎ31,500円
合計46,000円

一方、手芸用品や材料費に使った実際の金額は35,580円。そして、ベビー用品を作るために購入したミシンの代金18,900円を合わせると、

ハンドメイドにかかった金額は54,480円!

市販の価格は46,000円程度なので、市販の方が安上がりという結果に…。

わたしの手間と労力は一体なんだったんだ…

しかし、54,480円のうちミシン代や道具代など初期費用がだいたい2万円程度。そして余っている生地やまだ使っていない生地も含まれています。

なので、出産準備だけで使った金額として考えると市販とトントンか、むしろ安いのかなと思います。(そう思いたい)

作れば作るだけ単価が下がっていくので、長い目で見れば節約に繋がりそうです。

ハンドメイドの良かった点・悪かった点

節約目的ではじめたハンドメイドでしたが、節約効果はそれほど感じられないようでした。

しかし後悔はありません。

ハンドメイドをして良かった点と、もっとこうすればなという点をご紹介します。

ハンドメイドの良かった点

気に入ったものが作れる

これこそハンドメイドの醍醐味ともいえるのではないでしょうか?

正直、失敗作もあります。特に最初の方に作ったものは、どれをどう組み合わせようかとかあまり考えていなかったので、生地選びのセンスもイマイチ。縫い方も汚いし。

でもどんどん上手くなっていって、気に入るものが作れるようになってきました。

中でも良かったのは、ガーゼケットです。2枚作ったんですが生地に選んだ「雲のガーゼ」が超絶すばらしい!!

これまで触ったガーゼ生地と全っ然違う触り心地です。ふわとろで本当に気持ちいいのでスリーパーか自分用のガーゼケットも作りたいくらいお気に入り。


限定カラーフワッフワとろっとろ六重織雲のガーゼ生地*約150×100cm手芸/ハンドメイド/六重織ガーゼ生地/日本製/綿100%/

必要なものをパッと作れる

はじめは「これを作るためにこれを買う」というように目的があって生地や糸などを購入すると思います。しかし作っていくにつれて生地や糸、ボタン、リボンなど使い掛けの材料がたくさん手元に残ります。

そうすると、家にある材料だけで必要なものを作れるようになるのです!

小学校の授業でしかミシンを使ったことがなかった、超初心者の私が言うんだから本当です!

実際に枕やベッドメリーはそれ用に材料を買ったわけではなく、余った材料から作ることができました。産後にも帽子やミトン、おもちゃなど色々作っています♪

このように、子どもの成長に合わせて必要になったものを家にあるもので、パッと作ることができたのはとても良かったです。

ハンドメイドの悪かった点

着せにくい

赤ちゃん用品といえば「ダブルガーゼ」ですよね。

ダブルガーゼは通気性・吸水性がよく、汗っかきな赤ちゃん用品にピッタリと言われています。肌にもやさしいので新生児の赤ちゃんでもOK。

例にもれず、わたしも肌着をはじめ、ほとんどのアイテムをダブルガーゼで作りました。

しかし、スタイや小物に使う分にはいいんですが、肌着をダブルガーゼで作ると生地が伸びないので着せづらい!

生地には大きく分けて2種類ありますが、市販の肌着はフライスなどのニット生地で作られているので着せやすいんです。

<生地の種類>
ニット
…伸びる生地。例:フライス、スムース、天竺
布帛(ふはく)…伸びない生地。例:ダブルガーゼ

新生児の頃はブカブカだったのでいいんですが、ある程度の期間着せるなら肌着は手作りではなく、ニット生地のを買ったらよかったなと思います。

ニットで作ればいいじゃんと言われればそうなんですが、ニットは針や糸も専用のものが必要なので初心者からするとハードルが高かったです…。

そもそもダブルガーゼが着せづらいって知らなかった…。

【節約的観点から考える】ハンドメイド向けアイテム

がむしゃらにハンドメイドで揃えてきたからこそ分かる、節約につながるハンドメイド向けアイテムを3つご紹介します。

ハンドメイドにちょっとでも興味があるなら、金銭的な意味で失敗の少ない下記の3アイテムからチャレンジすることをオススメします。

よくハンドメイドのオススメとしてガーゼハンカチやスタイなどが挙げられます。好みのデザインにしたいなどの理由なら良いですが、節約としてはオススメできません。ガーゼやスタイは市販でも安く売っているので、返って高くつく可能性が高いです。

ガーゼケット

必要なもの:雲のガーゼ、バイアステープorダブルガーゼ
材料費:3,000円
市販価格:5,000円

ハンドメイドの良かった点でもご紹介した「雲のガーゼ」を使ったガーゼケットです。

限定カラーフワッフワとろっとろ六重織雲のガーゼ生地*約150×100cm手芸/ハンドメイド/六重織ガーゼ生地/日本製/綿100%/

わたしは更にダブルガーゼを合わせて八重にして作りましたが、「雲のガーゼ」だけでも六重で分厚いので、周りを可愛いバイアステープでくるむだけでオリジナルのガーゼケットができちゃいますよ~!

頑張れば手縫いでもできますよ!

トッポンチーノ

必要なもの:ダブルガーゼ、布団綿(あればヌード生地、レース)
材料費:3,000円
市販価格:6,000円~10,000円

トッポンチーノとはモンテッソリー教育でオススメしている赤ちゃん用の小さなお布団のこと。お母さんや赤ちゃん自身の匂いが染み込むことで安心して眠りにつけるようになるというものです。

我が家では日中はクーハンで過ごしてもらっているので、クーハンの底に敷く布団的な意味合いで使っています。

なぜか市販は高いので手作りが断然オススメ!

コットンの綿を使えば、洗うとフカフカが復活します。ポリエステル綿だとペタンコから復活しないので注意です。

ベッドメリー

必要なもの:メリー用オルゴール、メリー用アーム、好きなおもちゃ
材料費:5,000円
市販価格:10,000円

ベッドメリーが自分で作れるの?なんて思うかもしれませんが、世の中このような便利なアイテムが売っているのです。ぬいぐるみやモビールなどを吊り下げればアッという間に自分だけのベッドメリーの完成です!

ベッドメリーは生まれてすぐは使いませんが、追視ができるようなる2ヶ月頃から大活躍!

手が離せないときや、入浴中に脱衣所で待っていてもらうとき、どうしても眠かったり体調不良で赤ちゃんに構ってあげられないときなどに使っています。

やさしいオルゴールの音が部屋で鳴っていると「赤ちゃんがいるんだな」と実感できて、とても幸せな気分に浸れます。いろいろ作った中で一番満足しているアイテムです!

毎日使っていますが1ヶ月以上経った今でも問題なく使えています!

さいごに

出産準備だけを切り取って見ると、ハンドメイドよりも市販のものを買った方がお得でした。

しかし、それは全部どちらかの方法で揃えたときの話であって、組み合わせることでかなり節約することができることが分かりました。

ハンドメイドしようとなると作りやすい小物から始めようとしがちですが、小物は買っても安いので節約には不向き。

<ハンドメイドに不向きなもの>
ガーゼハンカチ、スタイ、肌着

節約をしたいなら、

からチャレンジしてみるのがオススメです!