ベビー服やスタイの黄ばみが落ちない
時間の経った黄ばみでも簡単に落とす方法があるよ!
サイズアウトしたベビー服を整理したり、おさがりをあげたり・もらったりするときに「袖や衿の黄ばみが気になる」ということはありませんか?
赤ちゃんの衣類ってミルクや母乳の吐き戻しや、食べこぼし、汗などでとても汚れやすいですよね。
わたしも黄ばんでしまって「もう捨てようか…」と思っていた洋服があるのですが、どうやら煮洗いという方法で洗えば時間の経った汚れも落ちるらしいので実際に漂白してみることにしました。
この記事では、重曹と酸素系漂白剤を使って時間の経った黄ばみを漂白した方法をご紹介します。
やり方やビフォーアフターを写真付きで詳しく紹介しているので、赤ちゃん用品の黄ばみでお悩みの方はぜひ実践してみてください。
スタイやベビー服の漂白の方法
スタイやベビー服の漂白にはいつか方法の方法があります。
- 専用石けんでこすり洗い
- 酸素系漂白剤でつけ置き洗い
- 粉せっけん+酸素系漂白剤で煮洗い
これまでベビー専用の部分洗い石けんを使ったり、酸素系漂白剤でつけ置きを試しましたがイマイチ効果を感じられませんでした。
部分洗い石けんは汚れた直後のシミには効果がありますが、時間の経った汚れには効果がないようです。
もう落ちない汚れなのでは?と半ばあきらめながらも、「粉せっけん+酸素系漂白剤で煮洗い」という方法を試してみることにしました。
重曹と酸素系漂白剤で漂白してみた
今回は重曹と酸素系漂白剤を利用して煮洗いでスタイやベビー服を漂白していきました。
・ステンレスやホーローの鍋
・重曹
・酸素系漂白剤
・トング
酸素系漂白剤は衣類や食器、排水溝などの除菌、漂白、消臭に効果があります。家に常備しておきたい洗剤の一つですね。
1.お湯に重曹を溶かす
今回は2リットルのお湯を沸かして煮洗いしていきます。
漂白剤を入れると吹きこぼれしやすいので、お湯の入れすぎに注意してください。
今回は大さじ2杯くらい入れました。
2.洗いたいものを入れる
漂白したいものを鍋に入れていきます。
今回使う「酸素系漂白剤」は柄物にも使える漂白剤なので、色物や柄物などは気にしなくて大丈夫です。
最大容量が3リットルの鍋を使っていますが、スタイ7枚程度入れるといっぱいでした。
服を洗う際は小分けにして洗った方が良いです。
最初こんな感じに上に積み上げて袖や衿だけ浸かるようしたら、全然落ちてなくて失敗でした…。
3.酸素系漂白剤を入れて15分煮る
洗いたいものが鍋に入ったら酸素系漂白剤を投入していきます。
今回は2リットルのお湯で洗っているので大さじ1.5杯くらい入れました。
漂白剤を入れるとこのように一気に泡が立ちました。5cmくらいは泡が盛り上がったので、お湯は入れすぎな方が良いなと感じました。
この状態で弱火で15分煮ていきます。
全体が漂白剤に浸かるように時々トングでかき回します。
7分くらい経った段階では、ものによっては汚れがあまり落ちていませんでした。
そういったものは良く浸かるように下の方に沈めます。そうすることで15分経ったときには全体的に汚れが落ちました。
4.火を止め、冷めるまで置いておく
全体的に汚れが落ちたら火を止めて、そのままお湯が冷めるまで置いておきます。
この時点で汚れが完全落ちていると感じたなら、つけ置きは省いても大丈夫です。
5.軽く手洗いし、洗濯機で洗濯する
煮洗いの終わった洋服やスタイは繊維の奥まで漂白剤が入り込んでいます。
そのため軽く手洗いでゆすぎ漂白剤を落としてから洗濯機にかけます。
洗濯機は「すすぎ2回」の設定で念入りに洗うようにします。
【Before・After】洗う前と漂白後の比較写真
漂白する前とした後の比較写真がこちらです。
スタイ
全体的に薄汚れていたスタイがすっきりきれいになりました!
目立つシミがないので分かりづらいですが、衿の部分が分かりやすいかな?目で見ると特に差がハッキリと分かります。
このスタイの他に6枚一緒に洗いましたが、どれもシミや汚れが取れてスッキリとしました。
煮洗いは生地へのダメージが大きいというので、ゴワゴワになってしまうかな?と少し不安でしたが、むしろ洗いあがりはふわっとしたようでした。
肌着
肌着の首元に黄色いシミがありますが、漂白したことで少し薄くなったように思います。
汚れてから数か月経っているので、なかなか落ちなかったです。
カバーオール
カバーオールは離乳食の食べこぼしでかなり汚れてしまっていました。
こちらも肌着と同様、時間が経っているので落ちづらかったです。ですが、ずいぶんスッキリしましたね。
ちなみに煮洗いで落ちない場合には、「重曹・酸素系漂白剤ペースト+クエン酸水」でつけ置き洗いが効果的です。
<煮洗いでも落ちないときの落とし方>
- 「重曹:酸素系漂白剤=1:2」を少量の水で溶き、ペーストを作る
- ペーストを気になる部分に塗布
- ドライヤーで2~3分加熱する
- クエン酸小さじ2+水100mlをペーストを塗った部分へかける
- 泡が立つので、おさまったら軽く手洗いし洗濯機へ
そうして漂白したのがこちらのカバーオールです。
1枚目のカバーオールと同様で、時間の経った離乳食の汚れです。煮洗いでは落ちなかったので、重曹・酸素系漂白剤ペーストとクエン酸水の部分洗いを試してみました。
いかがでしょう。きれいに汚れが落ちました。
洗濯機にかける前はあまり汚れが落ちたように見えなかったんですが、最後に洗濯機で洗うことでとてもきれいになりました。
ブラウス
初めの状態と比べるとずいぶんきれいになりました。
写真でみるとまだ黄ばんでいますが、目で見る分にはお出かけにも着ていけそうなレベルです。
さいごに
いかがでしょうか?
もし汚れが気になって捨てようかと思っている衣類があるのなら、試しに煮洗いしてみてはいかがでしょうか?
時間の経った黄ばみを落とした後は、再度シミにならないよう部分用せっけんを使ってこまめにケアしていきましょう。