会陰マッサージをすれば本当に切らない?初産の実際の効果をご紹介

子育て

出産も痛そうだけど、それ以上に会陰切開が怖いと思っていませんか?

初産婦さんの8割以上は会陰切開を必要とすると言われています。ですが、会陰をマッサージで伸びが良くなると、切る長さが短くて済んだり、会陰切開しなくても良いかもしれないんです。

この記事では、会陰マッサージのやり方と実際の効果をご紹介します。

会陰は普段意識することがあまりなく、漠然と怖いと思っている方が多いと思います。この記事を読み会陰切開に対しての理解が深まれば、会陰切開に対する恐怖が和らぐはずですよ。

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会陰マッサージの効果

妊娠後期に入った28週から会陰マッサージを始めました。その結果、助産師さんから褒められるほど会陰の伸びは良くなっていました。

このまま切らないでいけるか!?と思ったのですが、最終的には4cm会陰切開しました。

しかし会陰マッサージの効果ないわけではなく、私が会陰切開となったのには理由があります。それは、陣痛の感覚が狭まらず、分娩時にも10分間隔のままだったことです。

陣痛の間隔が開くと、せっかく下りてきた赤ちゃんがまた戻ってしまいます。そのため会陰切開をして、さらにお腹を思い切り圧迫して赤ちゃんを出したのです。

陣痛が来ない時間の方が長いので、お産自体は軽かったんですけどね。

分娩台で助産師さんも「会陰の伸びがすごく良いよ~!!」と言っていたので、もし陣痛が通常通り来ていれば切らずに済んだのかな…とは思います。

しかし、何があるか分からないのがお産ですからね。わたしのような例もあるということです。

会陰マッサージのやり方

<用意するもの>

  • カレンデュラオイル
  • コットン
  • おりものシート
オイルは何でも良いのですが、カレンデュラオイルがオススメです。産後は赤ちゃんにも使えますよ!

<会陰マッサージのやり方>

引用元:AMOMA公式ページ

  1. U字にマッサージ
  2. クルクルとマッサージ
  3. オイルパック

優しく力を入れて、垂直にというより少し外側に向かって押し広げるようにマッサージをします。マッサージ後はコットンにオイルを含ませてオイルパックをすると効果的です。おりものシートを使い一晩しっかり浸透させましょう。

お腹が張りやすくなるので、妊娠後期に入ってから体調を見ながら行ってください。また切迫気味の方は正産期に入ってからなど、お医者さんの指示に従ったください。

会陰マッサージをするメリット

1、会陰の伸びが良くなる

会陰マッサージの目的は伸びをよくすることです。

なぜなら、同じ切るでも切った長さによって治りのスピードは変わります。そのため、少しでも伸びを良くしておくことが重要なのです。

わたしの場合、結果的には会陰切開することになってしまいましたが、伸びは良かったので会陰マッサージの目的は達成できたと言えると思います。

会陰は切るか切らないかの二つの結果しか注目されていませんが、切っていないから痛くないかというと、そういうわけでもないみたいです。産院で知り合った初産のお母さんで、切っても避けてもいないけど全体的にすり傷だらけでとても痛いという方もいました。

2、オイルの効能に安心感

カレンデュラオイルには、傷の治りを早める効果が期待されるようです。真偽のほどは定かではありませんが「これさえあれば、切っても安心だ」というお守り効果はありました。

また、産後多くの赤ちゃんに乳児湿疹というニキビようなものができるんですが、乳児湿疹の改善にもカレンデュラオイルを使うことができます。

実際に、新生児訪問で来た助産師さんにカレンデュラオイルを見せたら、

「なんでこんな良いオイル持っているの?!これ、赤ちゃんに使うといいよ!」

と驚かれつつも、赤ちゃんへの使用をオススメされました。

3、前向きな気持ちになれる

会陰ってそもそも普段あまり意識しない場所ですよね?分からないから怖いと感じることはないでしょうか?

わたしは高校生の時はじめて「出産のときには会陰切開をする」ということを知り、その時から恐怖に怯えていました。そして、ずっと会陰を切らずに済む方法を探していました。そこで見つけたのが「会陰マッサージ」という方法だったのですが、実際に会陰部分に触れてみると長年の恐怖が少しずつ落ち着いていくのを感じました。

これまで漠然と怖いと思っていたのが、自分でマッサージすることで理解に繋がり、会陰切開に前向きな気持ちになれたのです。

会陰切開のQ&A

会陰切開って痛いの?

麻酔をしてくれていましたが「イタっ!」て気付く程度には痛かったです。縫うときはたまにチクチク縫われている感覚があるくらいで、声が出るような痛みではないです。

あれだけ怖かったのに、分娩台に乗るときには「会陰切開?もうどっちでもいいわ!」っていう感じでした。母は強し、ですかね。

傷はどれくらいで治る?

わたしは4cm切りましたが、10日程度痛みはなくなりました。

それまでは座るのが痛かったですね。激痛というわけではないですが、円座クッションは手放せなかったです。

麻酔はしてくれるの?

私の出産した病院では必ず麻酔をしてくれるそうです。ただ中には麻酔なしの病院もあるようです。麻酔なしは結構痛いみたいなので、事前に確認しておいた方が良いです。

バースプランなどがあれば、そこでも念押ししておくと安心です。

傷口は沁みる?

出産当日にトイレ(大も小も)にいきましたが、違和感はあれど沁みることはなかったです。ウンチのときはさすがに怖いので、かなり時間をかけてゆっくりしましたが問題なかったです。便秘になるほうが怖いと思うので、便意があれば頑張って出した方がいいと思います。

シャワーは翌日からOKでした。沁みることはありませんでした。たっぷりの泡でポンポンと洗うようにしました。

さいごに

会陰マッサージの方法・メリットをご紹介しました。

わたしは実際には切ってしまったものの、前向きな気持ちでお産に臨むことができたので良かったです。ただでさえ何があるか分からないお産ですがら、1つでも不安要素を取り除くことはとても重要だと感じました。

とはいえ、「会陰切開が怖くてたまらない」という気持ち、とてもよく分かります。そんな方こそ、ぜひ会陰マッサージを行って、前向きにお産に臨んでいただければと思います!