胎児ドックの病院選びに困っていませんか?
やっと授かった赤ちゃんの大事な診察ですから、どこの病院で受けるかは悩みますよね。わたしも何度もいろいろな人の体験記事を読んで悩んだものです。
今回は実際に「丸の内の森レディースクリニック」で胎児ドックを受けた際の体験談を記事にまとめてみたいと思います。
胎児ドックの流れや実際にかかった金額、結果、性別は分かったのか…など、気になることが全部分かりますよ!病院選びの参考になれば幸いです。
選んだのは「丸の内の森レディースクリニック」
事前に分娩予定の病院で確認したところ、そこの病院では胎児ドック等の検査は行っていないということでした。しかし胎児ドックに否定的な考えというわけではなく、今後診察していく上で判断材料のひとつになるので、結果が出たら共有してほしいとのこと。
そうと分かれば、胎児ドックをやっている病院を別に見つけなければいけません。幸いにも東京に近い関東圏に住んでいるため、選択肢はいくつかありました。
- FMC東京クリニック
- 池下レディースチャイルドクリニック
- 広尾レディース …等々
そんな中、わたしが胎児ドックの病院に選んだのは、「丸の内の森レディースクリニック」です。2017年9月に新しくできたクリニックなので、情報も少なく不安な気持ちもありました。しかし現実的に考えたとき一番条件を満たしていると思い、ここに決めることになりました。
・技術力の高さ
胎児ドックには高い技術力が必要で、FMF(FetalMedicineFoundation)というイギリスの団体の発行するライセンスがないと確率計算をすることができないそうです。2018年の時点で日本に150名程度しかライセンスを持った医師がいないようですが、丸の内の森レディースクリニックでは担当医、検査技師全員がライセンスを保有しているとのこと。
また、テレビ・書籍などでも有名な宋美玄先生が開業した病院でもあり、名の知れた先生が診てくれるというのも安心材料の一つです。
・費用面
多くのクリニックは胎児ドックは血清マーカーと超音波検査を組み合わせて行われ、費用は8万~10万円です。しかし丸の内の森レディースクリニックでは血清マーカー検査を省き、超音波検査だけしてもらうことができるんです。
もちろんその分精度は落ちますが(それでも80%程度は検出できるようです)、費用は4万円程度に抑えられます。超音波検査での結果が思わしくなければ、追加して受けることもできますしね!
・予約の取りやすさ
通院している妊婦さんが優先となるため枠が少なかったり、直前にならないと予約を受け付けていなかったり予約が取りづらい病院が多いんです。
ですが、丸の内の森レディースクリニックでは先の日付でもネットで簡単に予約することができ、他院に通う妊婦さんでも予約が取りやすいのが決め手となりました。
いつ予約するのがベスト?
他のクリニックでは分娩予定や通院している妊婦さんが優先で、胎児ドックだけでの受診の場合はなかなか予約が取れないと聞いていました。しかし胎児ドックを受ける時期は「11週~13週」と限られています。予約が取れないまま、その時期を過ぎてしまうということは避けたかったため、心拍の確認できた8週の時点ですぐに予約を取りました。
WEB予約ができるので空き状況を見たところ、比較的空きが多く好きな日を選び放題。逆にいつにしようか悩むほどでしたが、あまりに早すぎてよく見えなかったらいやだし、あわよくば性別も知りたい!そう思い、12週5日にあたる日に予約を取りました。
そう、胎児の外性器はだいたい10週頃までに作られます。そのため高精度なエコーが見られる胎児ドックでは、運が良ければ性別がわかってしまうのです!私の場合は12週5日でも性別は確認できました。
診察の流れ
受付をするとタブレットを渡され問診票へ入力していきます。内容は年齢や身長・体重などの基本的なものから自然妊娠か不妊治療をしたかなどデリケートな部分まで質問がありました。
その後は呼ばれるのを待ちますが、待合室には10名も座れません。なかなか混んでいましたし、主人も一緒だったため隣のラウンジで待つことにしました。こちらにも呼出しのモニターが置いてあるので、広々とした空間でゆっくりと過ごすことができます。
胎児ドックの説明を受ける
診察室に通されると、超音波検査技師の方より今回受ける初期胎児精密超音波の説明を受けました。
丸の内の森レディースクリニックでは、初期胎児精密超音波に母体血清マーカー検査を組み合わせたFMFコンバインドプラスという93~96%という高い精度の検査もあるのですが、その分費用も4万円程度増額となるようです。
まだ27歳という年齢を考慮し血清マーカーは受けなくてもいいかと思っていましたが、超音波の結果を見てから血清マーカーを受けることもできるということだったのでひとまず保留ということに。
超音波検査!
超音波検査は経腹エコーにて行われます。妊婦検診ではだいたい12週頃から経腹エコーに切り替わるので、胎児ドックが初めての経腹エコーとなる場合も多いかもしれませんね!お腹に直接プローブをあてるため、ワンピースではなく上下分かれている服装で行くと良いと思います。
思っているよりも下の方まで服を下げなければいけないので、軽く毛の処理をしておいた方が良いかもです。
白黒の2Dエコーで各項目をチェックしたあとは、4Dエコーに切り替えて赤ちゃんが動いている姿を見ることができました。タイミングよく赤ちゃんも起きていたので、元気よく手足を動かしたり、手で顔をこする姿が4Dエコーで見られて感動です。
わたしの通う病院では全身の4Dエコーは5ヶ月(16~19週)がべストということで、このときは4か月に入ったばかりで少し早かったかもしれませんが、それでも十分可愛い姿を見ることができました。
エコー写真や3Dの写真ももらえたので、それだけでも検査を受けた甲斐があったでしょうか。本当に可愛くてスマホに保存したあとは、何度も見てニヤニヤしたものです。
宋先生によるエコー
さて、ざっと超音波検査を行ったあとは先生に替わり、再度チェックしてもらいます。お待ちかねの宋美玄先生です!とても親しみを持てるステキな先生でした。
宋先生のエコーでも心音を聞かせてくれたり、各項目をそれぞれ説明してもらいながら見ていきました。
これまでの妊婦検診ではNT(首のむくみ)を指摘されたことはありませんでしたが、今回計測したところ2.0mmということでした。若干厚いのかなと思いますが、さほど問題はないとのこと。
性別が判明!
性別についてですが、女の子とみてほぼ間違いないねと先生のお墨付きをいただくことができました!
これまで赤ちゃんの性別の判断は、男性器がついているかどうかで判断するのだと思っていましたが、もうこの時点で女性器がちゃんと見て分かるのだそうです。小さすぎて素人目にはよく分かりませんでしたが、先生には女の子の特徴が見れたのでほぼ間違いないとのこと!
結果は…
結果はこちらです。
年齢に基づく確率 | 検査結果 | |
21トリソミー | 1/857 | 1/17,142 |
18トリソミー | 1/2,088 | 1/20,000以下 |
13トリソミー | 1/6,551 | 1/20,000以下 |
可能性はかなり低いという結果となりました。先生の所見でも問題ないでしょうということでしたので、血清マーカーは受けないことにしました。
もちろん羊水検査のような確定診断ではないので100%染色体異常がないというわけではありませんが、ひとまずは安心して良いのかなと思います。
気になるお会計は?
お会計は初期胎児精密超音波(確率計算あり)+検査レポートで合計41,040円でした。
血清マーカーを省いたため一般的な胎児ドックとは言えないかもしれませんが、とても満足のいく結果です。
胎児ドックを受けて良かったこと
- 安心することができた
- じっくりとエコーを見れた
- 早期に性別が分かった
- 母親(父親)としての実感がわく
本来の目的とは反しているかもしれませんが、「楽しかった」という一言に尽きます。
普段の検診ではサラっとしかエコーは見れず、先生からも「問題ないですね~」と軽い説明しかしてもらえないので、じっくりと時間をかけて赤ちゃんを見ることができ、丁寧に説明してくれる胎児ドックはとても有意義なものでした。
また男性はなかなか父親としての実感が沸きづらいかと思いますが、こうして一緒に詳しい検査を受けることで主人とも気持ちを共有することができたかと思います。
周りのママたちに胎児ドックをしたと話しても、「胎児ドック…??」と、認知度はまだまだ低いようですが、個人的にはとてもオススメで二人目を妊娠したらまた受けようと思っています。
「命の選別」というデリケートな問題も孕んではいますが、残りの妊娠生活を楽しく過ごせるきっかけの一つになったら良いのではないでしょうか。
宋先生の言ったとおり、生まれた子は女の子でした!!